福祉・介護関係の運送業はさまざま名称がついていて、違いが分かりづらいというご意見をしばしばお聞きします。実は、その多くは呼び名の違いであり大差はありません。（笑）
　福祉自動車を使用し、国土交通省認可の福祉輸送事業限定（福祉限定）タクシーの事をさまざまな名称で呼んでいます。特長で大まかに分けるとすると2つ。
　介護保険が使える「介護保険タクシー」と、介護保険を使わず、自費で全額負担する弊社のような「福祉・介護タクシー」に分かれます。
　 「介護保険タクシー」は介護保険サービスを使うので料金は抑えられますが、利用できる条件として、例えば、要介護認定の方でありケアプランに組込まれている事が必要、利用目的の限定（通院、公的機関利用、選挙など）、原則ご家族は同乗できない、などの細かな制約が設けられています。（ご利用はケアマネージャーなどにご相談されることをおすすめします。）
　弊社のような「福祉・介護タクシー」のご利用は、ケガや病気、障がいを持たれていいる方で、お一人で公共交通機関の利用が難しいなどの理由の方がご利用いただけます。また、利用目的も自由でご家族も同乗できます。
車いすご利用でなくても、ご乗車が可能です。【ご利用目的は自由】でありご利用になれる方として
・要介護、要支援認定を受けている方
・障がい者手帳をお持ちの方（身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、愛の手帳など）
・内部障がいをお持ちの方
・その他、一人でタクシーや交通機関の利用が難しい方
・歩行困難な方　などです。
　一般のタクシーとの違いは、一般のタクシーは走っている車両に手をあげて乗車することができますが、介護・福祉タクシーはルールにより、当日の利用であっても必ず予約が必要になります。
　それぞれのメリット・デメリットを知った上で、ご利用者様にとってご都合の良い方をお選びいただければと思います。

2020.08.25